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千葉、早水を降して二回戦進出――マイナビ女子オープン

■マイナビ女子オープン
今日のマイナビ女子オープンは、千葉女流三段と早見女流二段の対戦でした。
どちらが勝ってもおかしくない組み合わせでしたが、やはり涼子ちん強い(※´ー`)

角換わりとなり、下図。
千葉vs早水

先手の早水が角を打ったところ。
ここからは少し細かい話ですが、ここでは、▲3七角が勝ったようです。
▲2六角と一手で角道をチェンジできるところがよく、実戦は▲1六歩~▲1七角と、二手かかってしまいました。
これは、▲2八角と打つ作戦ならば、序盤早々▲1六歩△1四歩を交換しておいたほうがよかったということになります。
もし、△1四歩と応じなければ、▲1五歩とすぐに突きこしてしまえばよく、そこから先手右玉を狙うのは、私の好みです。
しかし、早水女流二段はそんな持久戦は嫌いだから、きっとそういう作戦は取らないでしょう。
ちなみに、序盤の△1四歩を見て早繰り銀を狙う指し方は、最近流行りですね。

さて、その後早水は▲5五銀から攻めを狙いますが、どうもうまくいかず、千葉の反撃が間に合うことになります。
終盤も早水は精彩に欠き、粘るまもなく投了となってしまいました。早水女流二段にとっては残念な一局でした。
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羽生、ゴキゲン超急戦制して1000勝達成――A級順位戦

風邪だったのか、頭痛で寝込んでいました…
それでも、あと1勝で夢の二段だし、将棋を指さなくてはと思い、昨夜ネット将棋をしましたが、なんと5戦全敗
ヽ(`Д´)ノウワーン

■A級順位戦
羽生 最年少・最速1000勝(産経)
将棋の羽生二冠、史上最年少・最速で1000勝達成(読売)
羽生二冠、最速で1000勝達成 A級順位戦は5勝目(朝日)
将棋の羽生王座、最速・最年少で1000勝(日経)

20日に行われたA級順位戦、羽生二冠対久保八段の対局は、日付をまたいだ21日に決着がつき、羽生が勝ってスムーズな1000勝達成を成し遂げました。
戦型はなんと、先日のNHK杯で久保が見送ったゴキゲン超急戦となりました。
下図は定跡どおり(?)に進んだ局面。
羽生1000勝達成

ここで、後手は△8九馬と桂馬を取るのが従来の指し方ですが、実戦は△5七歩、▲同金、△2四角!
この指し方は、銀河戦で、豊島四段が佐藤紳哉六段と対戦したときに見せた研究手です。その将棋は豊島四段が勝ちました。
その後、実戦は▲4六歩、△8九馬、▲4八銀、△5一桂となり、同一局面のない難解な戦いになりました。
羽生が指した▲4八銀が、先の豊島-佐藤戦との違いで、ここからは互いの研究勝負なのか、はたまた手将棋なのか。

最後は、羽生が久保玉を長手数の詰みに討ち取り、勝負は終わりました。
しかし、久保八段はどの手が敗着だったのでしょうか。私の能力ではさっぱりです。

これで久保は対羽生戦がトリプルスコアと押さえ込まれ、ますます王将戦は期待できませんねえ。
順位戦も降級がチラチラしてきました。

反対に、羽生はこのところ8連勝と絶好調です。名人挑戦が現実味を帯びてきました。

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丸山準決勝進出、久保は阿久津に惨敗――朝日杯将棋オープン

■朝日杯
17日に行われた朝日杯は、開始時刻を勘違いして、午前の対局を見逃してしまいましたorz

関東は丸山九段が鈴木八段、杉本七段に連勝し、ベスト4一番乗りです。
関西は久保八段と阿久津六段の対戦が行われましたが、阿久津がまさかの遅刻!
阿久津対局開始前から敗勢かと思われましたが、対局開始13分後に飛び込んできました。持ち時間40分なので、まだ27分あります。

下図は序盤。
久保vs阿久津

後手は9筋をつめていますが、その分駒組みが遅れています。
その隙を突いて、阿久津は棒銀一直線。
以下、▲3五歩、△7二銀、▲3八飛、△2二角、▲1五銀!、△3三角、▲2四歩、△同歩となり、下図。
久保vs阿久津その2

ここで、▲3四歩、△4二角、▲2六銀!と進んでみると、なんと次の▲3五銀を防ぐ適当な受けがありません。

棒銀というと一直線なイメージがありますが、今局の阿久津六段の差し回しや、ひふみんの昔の寄付を並べてみると、銀が押したり引いたりする微妙な駆け引きこそが、棒銀戦法の真髄だということがよく分かります。

この後は、阿久津が巧妙な差し回しで、優位を拡大し、久保は投了するしかありませんでした。

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甲斐、乱戦制し室田降す――女流最強戦

■大和証券杯
昨日の大和証券杯は、甲斐女流二段と室田女流1級の対戦でした。
疑問手の飛び交う乱戦で、形勢が左右にブンブンふれましたが、最後は室田自爆で終局となりました。

下図は終盤の入り口。
甲斐vs室田

室田が先手の角をとったところで、後手の駒得ですが、後手は押さえ込まれており、先手優勢に見えました。
ここで、▲9七香と銀をとると思ったのですが、実戦は▲7三歩と攻め急いでしまい、後手優勢に。
その後、どうも先手攻め切れ模様になりましたが、室田が勇み足を連発してしまい、甲斐が逆転勝利しました。

秒に追われていたとはいえ、室田は終盤正確さを欠きましたねえ。
もっと自陣をよく見て、相手の攻めを切らす指し方をしてほしかった…
今局はまれに見る凡局で、残念な内容でした。

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羽生、久保に制勝――NHK杯

■NHK杯
昨日のNHK杯は、王将戦の前哨戦ともいえる、羽生二冠と久保八段の対戦でした。
久保のゴキゲン中飛車に対し、羽生は超急戦も辞さずの踏み込み(下図)。
羽生vs久保その1

ここで、△5六歩と突くと、超急戦型に突入します。
私は居飛車を持って何度かこの超急戦を指したことがありますが、居飛車有利だと考えています。
実戦は、△5六歩ではなく、△3二金と穏やかな進行になりました。

互いに玉を囲いあってから、羽生が仕掛けて下図。
羽生vs久保その2

先手は△8六歩を防がねばなりません。
▲2一桂成は、△8八角成と角をさばかれてしまうので、論外。
ここは▲7五銀と辛抱するのかと思っていましたが、実戦は▲7五歩!と強気に押します。
以下、△8六歩、▲7四歩、△8七歩成、▲同金、△7四銀、▲7三歩となり、後手玉は寄り筋に入ることに。
最後は、羽生が久保玉を超手数の即詰みに討ち取り、羽生がトーナメントの駒を進めました。

今局の内容を見ると、久保八段、王将戦は苦しそうですねえ。
久保八段は実力者であるものの、羽生とは極端に相性が悪いようです。
そして運の悪いことに、久保八段が挑戦権を獲得するタイトルは、ことごとく羽生が相手だったり。
久保八段には申し訳ないのですが、今度の王将戦7番勝負は4-1で羽生防衛と予想しておきます。

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竜王戦第6局と大盤解説会を振りかえる(後編)

■竜王戦第6局

昨日の続きで、竜王戦第6局を振り返りたいと思います。

第6局2日目は、5時半に会社を出、千駄ヶ谷の大盤解説会に到着したのは6時前でした。
大盤解説会は、豊川六段と早水女流二段のペアで行われていました。
下図は到着直後の局面。
竜王戦回顧その3

ここで、次の一手クイズが出題されました。
後手陣は6四の地点に桂馬を打たれるとひとたまりもないので、自分の角道をとめる変化は避けたいところ。しかし、のんびりしていると、▲8四桂が厳しい。
正直、たった今来たばかりだし、私には最高棋戦を読み解く力なんてあるわけないので、次の一手予想なんて、ぜんぜん分かりませんでした。
私は△5二飛と揣摩臆測しましたが、佐藤二冠の着手は△5五角!
なんと会場の10人の人が正解。みんなすげえよ。△5五角成を予想した人もいてワロタw

さて、△5五角に対し、▲同銀。
会場席では▲同銀を疑問手とする声もありましたが、局後の感想では、この▲5五同銀で渡辺竜王は手ごたえを感じたとのこと。

そして、局面は下図へ。
竜王戦回顧その4

ここで、攻めあうとしたら、▲8四桂、△同歩、▲同歩、△9七銀成、▲6一角と詰めろをかける手が目につきます。
しかし、これは以下△7七馬、▲6八桂、△5八飛成、▲同玉、△5七歩以下、先手玉が逆に詰んでしまうのです。
――などということを顔を出した森内名人がおっしゃってました。

実戦は、▲9八飛!、△9九銀成、▲9六飛!の魔手がとびだしました。
▲9六飛では、▲9九飛と銀を取っちゃって、▲6四桂から猛攻をかける手順もあるかと、大盤解説会では指摘されていましたが、渡辺はその手は考えていなかったようなので、おそらく先手がまずいのでしょう。
また、△9九銀成では、△8九銀不成!もあったと、片上五段がブログで述べています。

さらに、局面は進んで下図。
竜王戦回顧その5

魔王が決めに行ったところ。
私ならはるか昔に取ってしまいそうな7三の桂馬を、先手は依然として取っていません。
ここで、△7四飛は▲7六飛とまわる手があり、後手はどうしようもなく、以下先手勝ちとなりました。

それにしても、あんなにスカスカだった先手陣がいつのまにか激堅になっています!
渡辺竜王は穴熊で有名ですが、これはまるで居玉穴熊!!!
豊川六段曰く、強い人は玉を固めるのがうまく、駆け引きを繰り返しているうちに玉がどんどん堅くなっていくと。

本局はすばらしい熱戦でしたが、大盤解説会もとても面白かったです。
豊川六段は、さほど手が見えていなかったものの、解説が聞き取りやすくて分かりやすいだけでなく、ジョークを交えたトークが和やかな雰囲気をかもし出していました。
それに加えて豊川六段のよかったところは、客が質問する手順に対して丁寧に解説していたことと、的外れの指摘に対しても、はねつけたりせずに、穏やかな言葉で何がいけないのかを説明していたことです。

この竜王戦第6局は、私の思い出に残る本当にすばらしい一戦でした。

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竜王戦第6局と大盤解説会を振りかえる(前編)

今日は将棋道場に行き、4勝1敗というまずまずの成績でした。
三段の小学生に中飛車で瞬殺されたのはちょっと悔しい…
さらに、家に帰ってネットを将棋を指し、1勝をあげました。あと30点で二段です。

■竜王戦第6局
さて、今日は将棋史に残るであろう、先日の竜王戦第6局を振り返ってみたいと思います。

渡辺竜王が先手番で、本局で防衛を決めたいところ。渡辺得意の相矢倉になれば、先手の利が出てきそうです。
というわけで、私は後手の佐藤が中飛車か向飛車にすると予想していました。

しかし、初手の▲7六歩に対して、2手目はなんと△3二金
竜王戦回顧その1

将棋世界より抜粋
これは、昨年の竜王戦でも出てきた形です。
ちょうど今月号の将棋世界に似たようなテーマ図が出ています。
ここで、▲7八金とすると、△4一玉
佐藤曰く、2手目△3二金を活かすには△4一玉しかない。そして、このあと矢倉になれば、後手有利という話。
渡辺のコメントも掲載されており、右がコメントの一部の切抜きです。
そして宣言どおり、渡辺は▲5六歩から中飛車へ。

この後、相振りに進み、下図は1日目終了図。
竜王戦回顧その2

渡辺は、玉を囲う代わりに9筋を詰め、後手の穴熊を牽制しました。
後手は玉形はしっかりしているものの、左金が働いていない格好です。

それにしても、いつも穴熊などの堅牢な布陣を目指す渡辺が居玉とはホント驚きです。
しかし、この指し方は、のちの居玉穴熊へのプレリュードだったりするんですよね(笑)

さて、2日目になり、封じ手の▲4九玉は当然として、佐藤は△3三金!と、金を活用しました。
この手は好手だったらしく、渡辺明ブログに詳しく書かれています。

△3三金に対し、渡辺は▲4五銀と進出し、この後難しい中盤戦が続きました。

以下、後編につづく。

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佐藤(和)、堀口を破り進撃続く――朝日杯本戦

■朝日杯将棋オープン
今日から朝日杯本戦が開幕し、堀口七段と佐藤和俊五段が対戦しました。

先手の佐藤は中飛車に構え、後手の堀口が居飛穴を狙ったところに先制攻撃を仕掛けました。
対する、堀口は受けから反撃に出ます。大駒が飛び交う中盤を経て落ち着いた局面は、少し後手優勢になったかにも見えました。
下図は駒の損得はありませんが、もはや終盤。
堀口vs佐藤和その1

後手は攻めが細いものの、金銀四枚の城砦で、馬も好位置です。
一方、先手は駒がバラバラで、玉にはすきま風が吹いてます。
しかしここから佐藤は強靭な受けをみせます。▲3八銀、△8七歩成、▲同飛成、△4七歩、▲同銀、△4四香、▲4八歩、△3五歩、▲3八銀打と、ひたすら受け、受け、受け!

この後も、佐藤は受け続けますが、堀口も細い攻めで食らいつき、下図へ。
堀口vs佐藤和その2

先手が金取りを受ける手が難しい。▲5八金と寄ると、△4九銀以下寄りです。
先手大ピンチに見えましたが、ここから佐藤は▲8七角!、△5二飛、▲4一銀!
対して△8二飛と竜を取ると、▲3二銀成、△同玉、▲4四桂以下詰み。
しょうがないので、△3一香としましたが、▲5二銀成と先手で飛車取って、佐藤勝勢に。
正確な受けと、一瞬のチャンスを捉える切れ味で、佐藤が勝利を手にしました。

佐藤五段、今年は本当に絶好調ですね。どこまで行けるか楽しみです。

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渡辺、変態流を粉砕して4連覇!――竜王戦第6局

■竜王戦
渡辺竜王が佐藤二冠下す、史上初の竜王戦4連覇

渡辺4連覇キタ━━(Д゚(○=(゚∀゚)=○)Д゚)━━━!!

下図は、中盤。渡辺が攻勢に出たところ。
渡辺4連覇その1

ここでは、△6三銀引が有力視されていましたが、実戦は△5五歩、▲4六金、△4五銀と力強く攻め入りました。
私は、これは佐藤勝ちを読みきったかと思い、連盟の大盤解説会を聞きに行くのをやめようと思いました。しかし、直後指摘された▲4七歩と受ける手(下図参照)を知り、これは難しくなると予測。結局、少し早く会社を出て、千駄ヶ谷に向かいました。

渡辺4連覇その2

上図は実戦。この後、△4八成桂、▲同金、△3六桂、▲同歩、△2八角打と進みました。
△4八成桂で、△5六成桂、▲4六歩、△4七歩とすると、▲9三角成から後手玉は詰みます。
△3六桂は、今のところ疑問とされている手で、攻め急ぎの感があったようです。

この後も難戦が続きましたが、佐藤の攻めを渡辺が頑強に受け、最後は渡辺が勝ちきりました。
今局は非常に興味深い一局ですので、週末にもう一度記事にしてみたいと思います。

今期の竜王戦は渡辺の防衛で終わりましたが、非常に面白いシリーズだったと思います。
特に、佐藤二冠の意欲的な新手・奇手と、それに対して渡辺竜王が苦心して練りだす妙手。
この二つが折り合わさって、目の離せない面白いシリーズに熟成していたのではないでしょうか。

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鈴木、村田を陵辱し、1回戦突破――マイナビ女子オープン

■マイナビ女子オープン
昨日のマイナビ女子オープンは、鈴木女流初段と村田女流初段の対戦でした。
実績からすると村田に分がありそうでしたが、実際は鈴木の圧勝に終わりました。

相矢倉に進み、先手の鈴木は3七銀戦法で陣立てします。
下図は先手の攻撃態勢が整ったところ。
鈴木vs村田

先手が理想的な陣形で、作戦勝ちの模様。
ここから、△4二銀、▲9八香と進み、後手は鈴木が手数をかけて穴熊を完成させるのを傍観することしかできなくなりました。
図の局面は、△9三香と穴熊を牽制してどうでしょうか。
以下、▲9八香ならば、△3三桂~△4五歩から桂を入手して△9四桂狙い。
▲2五桂ならば、△4五歩、▲同銀、△1九角成、▲4六角、△同角、▲同歩、△5九角で後手指せそう。

村田女流初段
実戦は、鈴木が穴熊を完成させた後、強烈な攻めをつづけ、一方的な展開になりました。
終盤は村田が粘りの受けを見せたものの、鈴木は正確な寄せで村田を圧倒しました。
右は、乱れ髪で戦う村田女流初段。

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久保、単独トップで挑戦権獲得!――王将戦リーグ

■王将戦
久保八段が挑戦初名乗り「王将戦」羽生王将と七番勝負

昨日は王将戦挑戦者決定リーグの最終日で、3局の同時中継が行われました。
4勝1敗で、もっとも成績の良かった久保八段は、深浦王位との対戦です。

久保は先手ゴキゲン中飛車に組み、深浦は居飛穴を目指します。
図は、先手の角道が止まったのを見て、後手が穴熊を見せたところ。
久保vs深浦その1

ここで、久保が▲4五歩と仕掛けて、戦いが始まりました。
この後、激しい展開が続き、深浦玉は相当薄くなりましたが、形勢はわずかに後手に傾いたようです。
下図はクライマックス。
久保vs深浦その2

後手玉がピンチのように見えますが、4四や2四にきわどく抜けている感じ。
しかし、実戦は△7七と(?)、▲6六飛、△同金、▲4五銀以下寄り。
どうも△7七とでは、△7六ととして、先手の飛車切りに△同とを用意しておかなければならなかったようです。
ただ、このような読み抜けは深浦王位らしくないので、もしかしたらなにか別の考えがあったのかもしれませんね。

なにはともあれ、久保八段、鬼リーグを制しての挑戦おめでとうございます。
羽生二冠から見事王将を奪取し、王座戦の雪辱を晴らせるでしょうか。

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マリカ、大金星で初戦突破――マイナビ女子オープン

■マイナビ女子オープン
今日のマイナビ女子オープンは、清水女流二冠と中村真梨花女流初段の対戦でした。
中村は若手有望株で、今期の成績は抜群です。
清水相手にどこまで戦えるか楽しみでしたが、すばらしい指し回しで勝利をものにしました。

先手の中村はやはり四間飛車を選択し、後手の清水は四枚美濃を目指しました。
序盤から小さな衝突があり、下図はすでに前例のないであろう局面。
中村vs清水その1

ここからマリカは、▲6四歩、△同歩、▲2五歩、△同歩から、▲6五歩と合わせ、以下△同歩、▲同飛、△6四歩、▲2五飛と飛車を大転回させます。
天守閣美濃の弱点の玉頭を攻め立てようという大胆な発想で、驚きました。

その後、中村は休まず攻め続け、下図。
中村vs清水その2

私は、この局面は△5五桂の感触がよく、居飛車優勢だとみていました。
局後の感想では、清水もこの桂打ちで一手勝ちを意識したようです。
しかし、中村はこの後の▲4四銀、△同角、▲4五金で手ごたえを感じていたとのこと。

実際、どうやらここでは後手優勢とは言い切れないようで、もしかしたら先手有望だったりして。
いやはや、将棋は奥が深すぎます…

実戦はこの後、清水が予定変更せざるを得ない局面となり、最後は中村がきれいにしめくくりました。

それにしても1回戦で、中井だけでなく清水さえも若手に敗れてしまうとは。
女流棋界に新しい波が押し寄せているように思えます。(とか言って、斎田が優勝したりして(^^;)

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岩根、シーソーゲームを制し、石橋王将に勝利――女流最強戦

■大和証券杯
昨日の大和証券杯は、石橋女流王位と岩根女流初段の強豪どうしの対戦でした。
序盤は石橋優勢、中盤は岩根、終盤石橋、そして最終盤は再び岩根と、形勢が激しく揺れ動く大熱戦で、観戦者はみんなドキドキしたんじゃないでしょか。

さて、対局内容ですが、先手の石橋は居飛車を選択し、後手の岩根は三間飛車に構えました。
石橋は居飛穴の堅牢な陣形を築いたのに対し、後手の岩根は駒組みが遅れてしまいました。
そこに石橋に先制攻撃を仕掛けられ、後手は苦しい立場に。
局後の感想では、岩根は先手からの仕掛けを見落としていたようです。
しかし、その後石橋に疑問手が続き、逆に岩根が優勢に。
下図は、岩根が先手陣に攻め込んだところ。
石橋vs岩根その1

後手は桂得で、馬やと金もできているのに対し、先手は飛車が窮屈で、今にも死にそうです。
このあたりは、もう投了するんじゃないかと思って見ていたのですが、ここから実戦▲1五歩!この手がありました。
△同歩には▲1二とがあり、飛車が助かっています。
実戦は、△4八と、▲1二と、△3九飛成、▲2七飛と進み、先手は駒の損得がなくなり、竜を作ることもできました。

その後、岩根に疑問手が出、石橋が優勢に。
下図は、石橋優勢のままむかえた終盤。
石橋vs岩根その2

ここから、岩根は持ち駒を活用したすさまじい受けを見せます。
△7一金!、▲5四飛成、△8五角!、▲6四金、△7二銀、▲7七銀、△6一香!となった局面は、図の局面からは想像できないほどの堅陣。まさに陣形回復・速(そく)!
最後は岩根がきっちり寄せきりました。

昨日は所用で、NHK杯を見られなかったのですが、こちらも受けの名局だったようです。
私は攻めより受け主体の棋風ですので、今日の対局は是非参考にしたいと思います。


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自戦記

■将棋倶楽部24
社の友人から24に登録したとのメールがあったので、触発されてネット将棋を指しました。
結果は1勝1敗で、4点だけ上がりました。

1局目は、いつかは戦わなくてはいけないからと、思い切って二段の方に挑戦。
相矢倉になり、フルボッコにされました(つд;)
相変わらず米長流急戦を目指したのですが、思い通りに組めず、先手ながら苦しい形に。
下図は開戦直後の局面。
自戦記2

この局面はすでに先手苦しいかもしれません。
ここでは、▲4六角か▲7六歩と打つのが良かったと思います。
実戦は▲3五歩と突いたため、△6四角、▲5五歩、△7七歩と、飛車道が通ったまま猛攻をかけられ、先手陣は崩壊しました。

2戦目は、挑戦を受けた初段の方と。
私が先手で、初手▲7六歩に△8四歩。また矢倉かorz
どうも矢倉は自信がないので、▲2六歩と角換わりに誘導したら、意外にも横歩取りになりました。ラッキー!
下図は、作戦勝ちの私が先に攻めて、桂得した局面。
自戦記3

次に▲6二角成と角を成り込めれば、先手勝勢です。
ここで△5三歩を予想していましたが、実戦は△4六歩、▲同銀、△4五歩、▲6二角成となり、勝ち切りました。
△5三歩とされたらどうしようかと思っていました。今でもどう指せばよいか分からないです。

さて、どうも矢倉戦の勝率が悪いので、今日は本屋に行って、高橋九段著『最新矢倉戦法』を買いました。
早速、本屋の近くの喫茶店で読み進めましたが、細かい変化も分かりやすく書かれていて、好感触です。
矢倉を指しこなせるようになれば、二段への道も見えてきそうです。

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甲斐女流二段、貞升を降し、2回戦進出――マイナビ女子オープン

■マイナビ女子オープン
今日のマイナビ女子オープンは、甲斐女流二段と貞升女流1級の対戦でした。
甲斐圧勝と予想していましたが、貞升が健闘を見せ、白熱の戦いが繰り広げられました。

先手甲斐の四間飛車に対し、後手貞升は4五歩急戦を見せます。
それを見て甲斐は、NHKの渡辺竜王の講座でも推奨されていたように、▲5六銀から玉頭銀を狙いました。
序盤は振り飛車が指せそうでしたが、繊細な折衝が続き、中盤は貞升が少し優勢になったように思えます。
下図は、中盤の勝負どころ。
甲斐vs貞升

後手が桂馬を取り返した局面。
先手玉は堅そうですが、後手から△8五香や△7四桂、△2四桂、△4六桂など、さまざまな攻撃手段があって、先手忙しい。
実戦はここから、▲6五歩!、△7四桂、▲4六桂!と、先手すばらしい底力!
△4五銀には▲3七桂がピッタリです。駒は取られる瞬間が一番働いているとはまさにこのこと。

さらに甲斐は、その後も好手を連発し、勝利をもぎ取りました。
甲斐は2回戦では里見とぶつかりますが、これも好局が期待できそうです。

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斎田が挑戦、中井は降級――女流名人位戦

■女流名人位戦
斎田が7期ぶり女流名人挑戦

昨日女流名人位戦のリーグ最終戦一斉対局が行われました。
A級は、第8局で清水が島井に敗れたことで、熾烈な挑戦者争いに注目が集まっていました。
結局、6勝2敗だった甲斐女流二段は岩根女流初段に敗北。
最有力候補だった、清水と斎田の直接対決は、倉敷藤花のお返しと、斎田に軍配が上がりました。

もうひとつ注目されたのが、新A級の里見女流初段と、不調(?)の中井女流六段の対戦です。
これは里見が勝ち、一時は降級が心配された里見でしたが、終わってみれば6勝3敗の好成績。
対照的に中井は後半黒星を重ね、まさかの序列1位からのB級陥落となりました。

このあたりの棋譜は、もし手に入ったら、紹介してみたいと思います。

B級は特に見るべきところがないのですが、来期は石橋女流王位がA級復帰ですので、面白くなりそうです。

それにしても、LPSAは速報がすばらしい。
昨日のうちに、全対局結果が写真とともに掲載されるなど、驚異の機動力です。
これから女流棋界の情報の発信局として、どんどん需要が高まりそうです。

自戦記

■将棋倶楽部24
昨日は早く帰宅したので、久々にネット将棋を指しました。
将棋は好きなのですが、あまりネット将棋は指さないようにしています。
ネット将棋で棋力があがるとはどうも思えないんですよね。

さて、下図は中盤の入り口。
先手のきちょうじ(私)が居飛穴、後手は序盤早々に△3五歩をついて三間飛車に構えました。
自戦記1

先手は▲6九金右と寄りたい、後手は△1二香と上がりたいという微妙な局面で、後手は角を引きました。
実戦はここから▲3八飛、△6四角、▲4六銀となりました。
そこで、△3四飛と浮いたのが失着で、▲6八角で先手が一本とった形。
その後、今度は私が間違え、わけの分からない展開になりましたが、気がつけば飛車得してました(笑)
終盤、先手は5手詰めを逃し、最後は1手詰めが見えないという体たらくorz
ですが、さすがにリードが大きかったので、先手制勝となりました。

私は詰将棋が本当に苦手で、週刊将棋の5手詰の問題も解けないときがあります。
これまでは、序中盤で大きくリードを奪う戦い方で、800点から初段まで5年かけてのぼって来ましたが、そろそろ詰将棋を勉強しないとまずいかもしれません。
夢の二段まであと50点ちょい。がんばろう!

矢内、上田に往復ビンタ――女流最強戦

■大和証券杯
昨日の大和証券杯は、矢内女流名人と上田女流初段の対戦でした。
この二人はつい先日初手合いを終えたばかりです。
今局も前局と同様、矢内は左美濃、上田は四間飛車穴熊という戦型になりました。

図は中盤戦の入り口。
矢内vs上田その1

この局面、後手は離れ駒が多く、角の働きもよくありません。対する先手陣はよくまとまっており、先手面白い形勢でしょう。
ここから、上田は△5五歩。▲5五同歩ならば、△同飛、▲5六歩に△8五飛(または△3五飛)を狙ったのでしょうか。
対して矢内は▲6五歩と力強く反発し、上田は△7五歩の好手で応じます。
その後、矢内優勢ながらも難しい局面が続いて下図へ。
矢内vs上田その2

解説の西尾明五段は△5五飛を推奨していましたが、上田は△5五角。
▲4六歩!で先手優勢になりましたが、直後△6六歩、▲同銀(?)、△4六角、▲3六飛、△1九角成と進み、後手有望になりました。
さかのぼって▲6六同銀では、▲7七金寄か▲6八金引で、後手の攻めが続かなかったと思われます。

形勢は混沌となりましたが、直後上田に悪手が出てしまい、その後難しい局面もありましたが、どうも矢内勝ちのように思います。

上田女流初段は、局後の感想戦では陽気に振舞っていましたが、やはり悔しいでしょうね。
この悔しさをバネに、今後がんばってもらいたいです。

女流最強戦、毎週満員で盛況ですね。
熱い対局内容、的確な解説、陽気な局後の感想戦など、今局は充実した時間を味わえました。

鈴木八段、森内名人に逆転勝ち――NHK杯

■NHK杯
昨日のNHK杯は、森内名人と鈴木八段の対戦でした。
後手の鈴木は、十八番のゴキゲン中飛車。対する森内は、なんと糸谷流右玉を採用!
森内名人は前にもNHK杯で右玉を指したことがあるので、あまり驚きは大きくありませんでしたが、糸谷流は私の得意の戦法でもあるので、興味津々の戦型になりました。

下図は序盤、森内が▲7七桂と、左桂を跳ねたところ。
森内vs鈴木その1

この局面は▲2九飛と飛車を下段に引いていないので、すでに△9五歩からの大決戦があります。
振り返って、▲7七桂では、▲8六角などとすると安心だったのですが、手が遅れてしまいます。
実戦は後手が自重して△4四歩としました。
局後の感想では、△9五歩とすると、▲9五同歩、△同香、▲2九飛、△9七香成、▲同香とする手順が予想されるようです。
次に▲9八香(▲9九飛もある?)などとされると、後手は端が破られてしまいますので、後手はこの変化を嫌ったと思われます。
この手順で先手有望であるのならば、挑発的で面白いですね。私も採用してみたいです。

その後、動き回った後手に対して、持ち味の正確な受けを発揮した森内が優勢になりました。
下図は後手の端歩突きに乗じて、先手が角交換をした局面。
森内vs鈴木その2

この局面はわずかながら先手が指せると思います。
ここで森内は、▲6四歩!、△同飛、▲7五角としましたが、△4四飛とされると、ぴったりした手がなかったようで、結果的にうまくいきませんでした。
さかのぼって、図の局面では、▲9五歩や▲2二角などとじっくり攻めてどうだったでしょうか。
最後は鈴木が森内玉を長手数の詰みに討ち取りました。

前期準優勝の森内名人はここで消えました。
それにしても鈴木は前局もそうでしたが、終盤の読みが鋭いですね。
次局も切れ味の鋭い将棋を見せてくれると思います。
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