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佐藤底力で逆転V――竜王戦第5局

■竜王戦
受けの勝負手連発、佐藤が逆転勝利…竜王戦第5局
昨日の竜王戦はすごかったですねえ。
どちらが勝ったかなと、家に着いたら、まだ対局が続いていて、しかも形勢が逆転!
最高棋戦にふさわしい面白い一局です。

戦型は相矢倉から、なんと相穴熊に。
下図は、先手が▲2四歩の突き捨てを入れた局面。
竜王戦第5局その1

ここから、佐藤は▲9六歩と玉頭から仕掛けます。
この仕掛けは後手から攻めが続きそうなので、代わる手がないとしたら、すでに先手面白くない局面に思えました。
案の定、渡辺は自陣無傷のまま攻め続け、優位を築きます。
下図は、先手が△5九角打ちを受けた局面。
竜王戦第5局その2

ここで、△3七角成とするのでは後手大変なのは私も分かったので、△9四歩かなと思っていましたが、実戦は△8五銀の鬼手!
この後、▲8四竜、△9七歩に、一見危険な▲8七玉が好手だったようです。さかのぼって、△9七歩は疑問で、単に△8六銀が良かったとの検討。
その後も渡辺に微妙な疑問手が出て、形勢は不明に。
下図は、佐藤が入玉を達成できるかという難解な局面。
竜王戦第5局その3

ここで放った△8七歩が、局後の感想戦では敗着とされているようです。渡辺竜王になにか読みぬけがあった模様。
その後、佐藤は入玉し、勝利を収めました。

今局は佐藤の底力を見たような気がします。
果敢な決断力と正確な読みといった佐藤の魅力が存分に現れた一局だったと思います。

佐藤二冠が勝って何よりも嬉しいのは、竜王戦番勝負を続けて観戦できることです。
第6局が今から楽しみです。
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棋風について

竜王戦、渡辺は封じ手で穴熊を明示しました。棋風が現れていますね。

私の棋風について少し。
私は以前は振り飛車をしていましたが、現在は完全に居飛車党です。
得意な戦型は、先手横歩取り、角換り右玉、居飛穴、トーチカ(ミレニアム)、糸谷流、棒金です。
基本的に防御中心で、受けきりやカウンター狙いが普通なので、めったにこちらから仕掛けません。

糸谷流に関しては、糸谷四段が新人王を取った頃から目をつけ、我流ですが、主力戦法に昇華させることができました。
この頃、糸谷流を採用したネット将棋の勝率が8割を超えていたと思います。

糸谷流というのは、糸谷四段が世に広めた戦法で、振り飛車に対して右玉に囲う戦法のことです。
NHK杯でも、中川七段や行方八段が採用したことが記憶に新しいですね。山崎七段も研究が深いようです。
下図は、糸谷流の典型例です。
糸谷流(新人王戦)

優秀な戦法なのですが、最近は対策がかなり練られてきたようで、ネットでも将棋道場でもめっきり勝てなくなりました。
最近は王道に戻って居飛穴を再研究しながらも、飯島流修得を目指しています。

相居飛車は、横歩取りと角換りが多いでしょうか。
横歩取りは、やはり後手番のときが課題ですね。8五飛戦法に対する新山崎流のあたりから、ついていけなくなり、最近は一手損角換りばかり指しています。
矢倉は完全に研究不足で、▲3七銀型などのメジャーな戦型では全然勝てないです。
しょうがないので、米長流急戦を嫌々ながらも採用している状況。この戦法は定石研究が深くなくても、手将棋でどうにかなるので頼もしいです。そのうちメジャーな戦法だけでも研究しないとなあ…
角換りは可もなく不可もなく。最近は右玉でも攻める定石ができつつあるので、右玉ばかり指していますが、相手に熊られるのだけが心配です。

今のところ、棋風を変えるつもりはないので、棋風にあった定石・戦法を発見し、マスターしていきたいです。

豊島、一敗対決制す――C級2組順位戦

■C級2組順位戦
C級2組 佐々木慎五段が6戦全勝
火曜日にC級2組順位戦が行われました。
佐々木五段は順調に星を重ね、7戦全勝。昇級はほぼ確実でしょう。
佐藤和、村山、阪口などの1敗勢も食らいついており、この後も激戦が予想されます。

この日一番の注目を浴びたであろうカードは、一敗どうしの佐藤天彦四段と豊島四段の対戦。
豊島は順位戦初参加に当たって、奨励会時代に勝てなかった佐藤に白星をあげることを目標の一つに据えていたようなので、勝敗の行方が気になるところ。

後手の豊島のゴキゲン中飛車に対して、先手の佐藤は丸山ワクチンで応対します。
下図は、中盤の銀交換をした局面。
豊島vs佐藤天

ここで、豊島は△3五角!
対して、▲4八金や▲5八金と上がると、銀の割り打ちが生じます。しょうがないので、▲6八金と受けましたが、駒組みが制限されてしまいました。
その後、豊島は左桂を攻めに活用し、佐藤陣に殺到。豊島四段が圧勝しました……と書きたいのですが、これは遠山四段の弁。
私には終盤どうなっているのかよく分かりませんでした。投了図以下もよく分からないです(涙
ちなみに遠山四段はこの日勝って、5勝(6勝)1敗と、来期は良い順位が期待 昇級争いに加わっています。

豊島四段は夢のC2一期抜けの可能性も出てきました。これからも目が離せません。

矢内、上田を降し、まずは1回戦突破――マイナビ女子オープン

■マイナビ女子オープン
今日のマイナビ女子オープンは、矢内女流名人vs上田女流初段でした。

上田女流初段
矢内女流名人に対し、上田は中終盤まで互角の戦いをみせましたが、やはり矢内のほうが一枚上手だったようです。
それにしても白熱の将棋で、見ごたえのある内容でした。
左は上田初美女流初段(週刊将棋の切り抜きです)

上田の四間飛車に対し、矢内は得意の左美濃で迎えうちます。
そして、穴熊に入った上田に対し、矢内は米長玉から銀冠へ。
下図は、上田が3八に銀をひいて玉を固めたところ。
上田vs矢内1

ここで、矢内は△8六歩、▲同歩、△5七歩と手筋の歩の垂らし。対して、▲同金は△4五桂でしびれます。
ここでは、▲4八金と力強く受ける手があったようですが、実戦は▲4七銀と受けました。
この辺りの善悪は私の棋力ではよく分からないのですが、この後の展開を見ると、もしかしたら▲4七銀は疑問だったのかもしれません。

その後、矢内は飛車の成り込みに成功して優勢を築きます。
下図は、上田が底歩でスカラを唱えた局面。
上田vs矢内2

ここで、矢内は△2六歩、▲同歩、△6六角と、攻防に利かせて、優勢を拡大しました。
上田もその後、▲3八飛から攻めをうかがいましたが、どうも足りないように思います。

矢内さん、やはり優勝候補ですね。これからもすばらしい将棋期待しています。

佐藤二冠、森内名人に勝ち、3勝目――王将戦挑戦者リーグ

■王将戦
第57期王将戦リーグ 佐藤二冠勝ってリーグトップに
昨日は王将戦挑戦者決定リーグの佐藤vs森内戦がウェブ中継されました。

相矢倉の出だしから、佐藤が積極的に仕掛け、優位を築きます。
森内も△5一銀から△4二飛と逆襲を狙いますが、少々構想力不足だったかもしれません。

下図は、先手が1筋を破り、佐藤優勢で迎えた局面。
佐藤vs森内(王将戦)

ここから森内は、△5七桂成!、▲同角、△4七銀成と、飛角両取りとします。
そこで佐藤は▲3七飛!と、すべての駒に喜びを与える 強手で応じます。
実戦は△3七同銀、▲同桂と進み、佐藤は駒得しながら右桂を活用して勝勢を築きました。

このあたりの一手一手は、きわめて見ごたえがある攻防で、トッププロの将棋の魅力を存分に味わうことができたと思います。
今年の王将戦は「鬼リーグ」と評されるほどの重厚なメンツで、どの将棋も見ごたえ十分でしょう。
できうる限り、中継などを行って、将棋のすばらしさをファンに届けてもらえればと思います。

中村真梨花女流初段、島井を圧倒――女流最強戦

■大和証券杯
昨日の大和証券杯は、中村真梨花女流初段と島井女流初段の対決でした。
戦型はおおかたの予想通り相振り。
序盤、島井がポイントをあげたようなので、いい勝負になるかと思ったのですが…やはり中村の圧勝でした。

下図は島井が△1六歩と先制攻撃を仕掛けたところ。
中村vs島井

▲1六同歩、△1七歩、▲同香、△1三桂、▲1五歩、△2五桂、▲1六香で、一見受かっているように見えますが、そこで△3七桂成!という手が成立するようです。
こんな筋は知らなかったので、覚えておこうと思います。
しかし、中村はそんな手には乗らないよと、冷静な対応を見せました。詳しくは本譜参照。

その後中村は6筋から反撃し、勝勢を築きます。
ところが、最後までわからないのがネット将棋の怖いところ。
中村vs島井2

上図で、後手の歩切れを見ると、誰もが▲6九香と打ちたくなりますが、実戦は▲6九金!
痛恨のクリックミス!
解説の千葉五段によると中村はネット将棋には不慣れということでした。金と香は駒台ではすぐ近くにあるんですよね~
観戦している私たちも驚きましたが、本人がどれほど焦ったかは想像に難くありません。一手パス+金駒1枚損ですから。
それでも、局面自体は中村勝勢にかわりなかったようで、最後は勝ちきりましたが、焦っても間違わないマリカの精神力に感心しました。
やっぱり将来大物になるかもしれませんね。

清水倉敷藤花奪取――倉敷藤花戦最終局

■倉敷藤花
倉敷藤花戦 清水返り咲き 初の逆転、斎田下す
土曜日に行われた倉敷藤花戦第3局は、清水が斎田に勝ち、見事倉敷藤花を奪取しました。

先手清水の居飛車に対し、後手の斎田はやはり中飛車に構えます。
下図は銀桂交換の斎田が駒得で迎えた中盤の局面。
倉敷藤花戦最終局

大盤解説の有吉九段は、清水の桂打ちに疑問の声。端が詰まっていないことを利用した△9二玉がかわしの好手と、この手を推していました。
しかし、実戦は△8四歩、▲5九飛、△8三銀打。後手はこの2手が疑問手だったのに加え、△2二角と活用する機も逸してしまい、防戦一方になってしまいました。
その後、清水らしい重厚な押さえ込みが見られ、秒読みにもかかわらず、最後はすばやく先手が寄せきりました。

清水の挑戦奪取率はほんとすごいですよね。9割くらいでしょうか。
これからもがんばってください(^^

ウェブ中継も対局場の映像や大盤解説を楽しめて、本当に充実していたと思います。
これからも続けていってほしいものですね。

清水勝ち、決着は翌日の最終局へ――倉敷藤花戦

■倉敷藤花戦
将棋の倉敷藤花戦第2局は清水が勝ち、1勝1敗に
今日行われた倉敷藤花戦第2局は、清水が快勝を収め、タイトルの行方は明日に持ち越されました。

戦型は予想通り、先手の斎田倉敷藤花がゴキゲン中飛車を採用しました。対する清水は角道を開けるのを保留する作戦。
序盤から大駒が縦横無尽に走る展開でしたが、斎田が指しすぎだったようにも感じました。
下図は、角銀交換で清水が駒得の場面。
清水vs斎田1

ここから斎田は▲5三銀とぶち込みましたが、△5一歩で受け切り模様。
その後、先手は▲7七桂~▲6五桂と攻め立てますが、下図の△3一角が5筋を守りながら懐を広くする好手で、先手攻め切れになりました。
清水vs斎田2

攻めが切れた斎田はその後も指し続けましたが、清水は完封。勝負は序盤から中盤で決まっていたように感じます。

今年はウェブ中継が行われ、棋譜中継だけでなく、動画中継もあり、充実していました。
清水女流王将が勝ってくれたおかげで、もう1局見られるのでラッキー!
動画を見るのにRealPlayerをインストールしたくない人は、MediaPlayerClassicにReal Alternativeを適用する方法もあります。私はそうしています。
また、未確認ですが、WindowsMediaPlayer11でも、起動してからURLを直接入力すれば中継を見られるようです。

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木村、全勝対決に勝利――順位戦

■A級順位戦
木村八段が5連勝 郷田九段初黒星 A級順位戦5回戦
昨日行われたA級順位戦5回戦は木村八段が勝ちました。
郷田の意表の向飛車に対し、木村は居飛穴を完成させました。
下図は、木村玉が穴熊に入った開戦間近の局面。
木村vs郷田

ここから後手が△1三桂~△2五桂と動き、戦いが始まりました。
その後、難解な折衝が続いたものの、木村が徐々にポイントを重ね、終盤に入るころには先手優勢になっていたように感じました。

私は今年の順位戦は郷田挑戦と予想していたのですが、痛い一敗ですね。
木村はまだ羽生、佐藤を残しているので、勝ち続けるのは大変でしょう。
木村、郷田、羽生の三つ巴の戦いになってきました。(あれ?三浦は?)

渡辺制勝――竜王戦第4局

■竜王戦第4局
竜王戦第4局は渡辺竜王が挑戦者を降し、3勝1敗と竜王戦4連覇に王手をかけました。

渡辺は中盤リードを奪い、緩みない寄せでリードを守りながら佐藤玉を討ち取りました。
下図は渡辺優勢で迎えた終盤の入り口。
渡辺

この局面は飛車角交換で、佐藤は桂香を拾うことができそうな場面ですが、玉の堅さと好位置のと金で、渡辺優勢のようです。
ここでどう指すんだろうと思っていたのですが、▲7五歩が▲8七角の活用を見た味のいい手で、感心しました。
後手は何がまずかったのでしょうか。△5四角打でしょうか、△8三銀上がりでしょうか。それとも△7三桂で、直後△8五桂とはねられなかったのが誤算だったのでしょうか。
佐藤2冠、順位戦もそうですが、調子が出ませんね。第5局に期待したいところです。

竜王戦第4局2日目

■竜王戦
今日は、竜王戦第4局2日目ですね。
1日目は後手の佐藤二冠が角換りダイレクト向かい飛車を採用し、見たことのない戦型になりました。△5四歩をついてない丸山ワクチンという様相です。
その後、竜王はトレードマークの穴熊を完成させ、初日を終えました。
佐藤玉は△7三桂とはねているので、これ以上堅くならないようなので、のんびりとしてはいられないでしょう。
勝敗の行方はどうなるのでしょうか。

■A級順位戦
今日は、木村八段と郷田九段の全勝対決です。
戦型は角換りかな?
挑戦権に直結する大一番なので楽しみです
――が、11時を過ぎるとたぶん途中で寝てしまいます(笑)

里見、中井を降す

■マイナビ女子オープン
今日行われたマイナビ女子オープン本線の第1局は、里見vs中井の好カードでした。
本棋戦は持ち時間が3時間もある本格棋戦で、賞金額も女流最高の500万円です。

さて、対局のほうは後手里見のゴキゲン中飛車に対して、先手の中井が丸山ワクチンという戦型でした。
序盤中井が金銀を玉方に集め、優勢に思えたのですが、まだ陣形が完成していないにもかかわらず▲2五飛と、後手の桂馬を取ったのは、びっくりしました。おそらく▲1五角に期待したのでしょう。
その後、里見の△4九角が面白い手で、一目疑問手に感じたのですが、咎めるのが難しく、なかなかの妙手だった模様です。
4九角

メダパニを食らった中井は、直後メガンテを唱えてしまい、終盤は里見が寄り切りました。(最終盤はにゅるにゅるしていた模様)
中井女流六段は女流名人戦でも振るわない様子ですし、不調なのでしょうか。
中井が消えてしまったのは残念ですが、今後里見女流初段の対局が引き続き観戦できるのは楽しみです。もしかして決勝までいっちゃう香奈?

竜王戦第4局1日目

■竜王戦
今日は竜王戦第4局の1日目です。2勝1敗と渡辺竜王がリードしていますが、今局はどうなるのでしょうか。

■A級順位戦
月曜日に行われたA級順位戦-丸山VS三浦は三浦八段が勝ちました。
戦型は角換りでしたね。三浦玉の巧みな左右への移動が印象的でした。
挑戦者争いに食い込むことはないでしょうが、高順位を狙えそうですね。

三浦八段といえば、先日のNHK杯で中田功七段と対戦し、勝利を収めていました。
最終盤、先手の三浦が竜を見捨てて馬を寄り、自陣の銀に利かせつつ詰めろをかけた場面は、三浦磐石かと思って観戦していました。
ところが、週刊将棋によると、この瞬間後手が竜を取らずに△8八金とすれば、▲同玉、△7九竜から先手玉は難解ながらも詰んでいたということでした。
いやはや、馬寄りは三浦渾身の勝負手だったのですね。序盤の研究だけでなく、そういう勝負強さも三浦八段の魅力といえるでしょう。

ブログはじめます

以前から将棋に関するブログを始めたいと思っていました。
これからできるかぎり、将棋に関する所感やプロの棋戦情報をつづっていきたいと思います。
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